窃盗疑いの福島市職員を懲戒処分 市教委、半年以上...公表せず

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 福島市は31日、4月に2件の窃盗事件を起こしたとして、市教委の出先機関に勤務する男性職員(44)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。市教委は4月に、2件のうち1件の事件を把握していながら公表せず、男性職員は10月31日まで勤務を続けていた。男性職員の氏名や役職、勤務先などは公表していない。

 市教委によると、男性職員は4月6日午前5時ごろ、市内の観賞魚店で、店の外で飼育されていたメダカ30~40匹が入ったプラスチック製容器と植木鉢(計約2万7500円相当)を盗んだ。同10日午前5時40分ごろには市内の生花店の店先から、シャクナゲの植木1鉢、レンギョウ2鉢、ライラック5鉢を盗んだが、シャクナゲ以外の7鉢を店に戻した。被害額は1万5000円相当という。

 男性職員がシャクナゲを軽トラックに積んで運んでいた同10日午前6時45分ごろ、県警の職務質問を受け同10日の事件が発覚。市教委は、県警から身元確認と引き渡しの連絡を受けて事件について知った。

 福島北署が任意で捜査をしていた9月10日、男性職員が4月6日の盗みについて認め、同署は10月上旬に2件の盗みの容疑で男性職員を書類送検した。

 市教委は10月17日に男性職員から事情を聴くまで4月6日の事件について把握していなかった。男性職員は「花を家に飾りたいと思った」「メダカを増やしてみたかった」などと話しているという。

 市教委の教育部長と教育部次長、教育総務課長が31日、市役所で記者会見した。

 氏名などを非公表とした理由について「逮捕されたケースでなかったことや過去の公表基準を踏まえた」と説明。公表が遅れた点については、事実関係の確認に時間がかかったとし「申し訳なかった」と述べた。

 また木幡浩市長が「市民に深くおわびする。厳正な処分で対処した。二度とこのような事態が生じないよう綱紀粛正の徹底に努める」とのコメントを出した。

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