初登場「女神輿」で町を元気に 有志が団結、塙・出羽神社例大祭

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女神輿のお披露目に向け、準備を進める青砥さん

 塙町中心部で11月3、4の両日行われる出羽神社例大祭で、女神輿(みこし)が初めて登場する。祭りを盛り上げたいと考える女性たちを後押ししようと地元有志が団結し、神輿を用意するなど準備を進めている。

 女神輿誕生のきっかけは3年前の例大祭の終了後の反省会で女性たちから上がった「自分たちも町のために貢献したい」との声。3年に1度の例大祭は、町中心部で男性が山車を引いたり、神輿を担ぐのが呼び物で、女性は裏方に回っていた。

 「女性の力を発信することで、町を元気にしたい。女性たちの郷土愛を育むことにもつながる」。女性たちの思いに感激して立ち上がったのが会に出席していた会社員青砥賢一さん(60)。

 仲間を巻き込んで女神輿を支援する「連合華輪睦会(はなわむつみかい)」を設立。1年前から準備を本格化させ、町内を回って担ぎ手や協賛金を募り、神社役員や行政区長への説明に奔走した。

 区長からは人手、資金を確保できるか懸念する声もあったが、「熱意ある人が集まり、前を向いて挑戦しようとしている。応援してほしい」と理解を求めた。

 青砥さんたちの情熱が伝わったのか、神輿に使う木材の提供や神輿の制作、神輿に飾るちょうちんの用意に地元企業が協力し、神輿が完成。担ぎ手も約30人が集まった。担ぎ手の一人、下重愛さん(40)は「祭りになると血が騒ぐ。町を盛り上げるため力いっぱい担ぎたい」と胸を躍らせている。

 塙町は就職や結婚、出産などを経て町を離れる女性が少なくない。「女神輿をきっかけに町を好きになり、町を離れても行事には駆け付けるような女性が増えてほしい」(青砥さん)

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