内堀知事、3号機「事前の準備しっかり」 福島第1原発を視察

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3号機建屋でクレーンを視察する内堀知事(左から2人目)=1日、大熊町

 内堀雅雄知事は1日、東京電力福島第1原発を視察し、機器の不具合で使用済み核燃料プールからの燃料搬出が遅れている3号機などを確認した。内堀知事は視察後、3号機について「(トラブルが)できる限り生じないよう、事前の準備や意思疎通をしっかりし、安全・着実に廃炉作業を進めてほしい」と語った。

 内堀知事は、東電の小早川智明社長らの案内で構内を視察。1~4号機を見渡せる高台では、11月からマスクやヘルメットなしで平服のまま視察できる環境になったと説明を受けた。作業環境の改善など廃炉の進捗(しんちょく)について内堀知事は「大きな進歩。廃炉対策は確実に前に進んでいると実感した。ただ真の意味での廃炉はスタートに立ったばかり。世界の英知を結集して完遂してほしい」と語った。3号機では機器の不具合が見つかったクレーンの状況などの報告を受け、搬出開始の遅れについて小早川社長から謝罪もあったとした。

 また内堀知事は放射性物質トリチウムを含む処理水について「悩ましく難しい問題であり、慎重に議論を進めるべきだ」と指摘。第2原発廃炉の正式決定については「(小早川社長に)今回は直接言及していないが、県の思いはすでに伝えている」とした。
 さらに、東電が公式ツイッターなどに「工場萌(も)え」として福島第1原発4号機の写真を投稿し、不適切だとの書き込みが相次いだ問題については「受け手が不快になったり、複雑な思いになったりしては元も子もない。丁寧で正確な情報発信に取り組んでほしい」と語った。

 内堀知事の第1原発視察は昨年11月以来で、2014(平成26)年11月の知事就任以降、4度目。新事務本館では社員ら約300人に激励の言葉を述べた。

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