「特撮文化」継承、発展へ実行委発足 故・円谷英二監督を顕彰

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実行委設立を発表した(右から)渡辺会頭、鈴木副知事、橋本市長、庵野さん、中野学校長

 「ゴジラ」や「ウルトラマン」の生みの親で、"特撮の神様"と称される須賀川市出身の故円谷英二監督を顕彰し、特撮文化の継承、発展を目指す特撮文化推進事業実行委員会が3日、発足した。

 実行委は須賀川市役所で記者会見を開き、円谷監督の誕生日7月7日を「特撮の日」に制定する方針を示したほか、来年2月に特撮映像の上映や関連イベントを行う「特撮文化デー(仮称)」を実施することなどを発表した。

 実行委は福島県、同市、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構(東京)、国際アート&デザイン大学校(郡山市)、須賀川商工会議所で構成。会見には実行委会長の橋本克也市長と、映画「シン・ゴジラ」などを手掛けた映画監督で実行委副会長の庵野秀明さん、鈴木正晃副知事、中野寿郎同学校長、渡辺達雄須賀川商議所会頭が出席した。

 橋本市長は「特撮は世界に誇るべき日本の文化。子どもたちや若者が心に描く想像力と、それを形にする創造力を身に付けるきっかけにしたい」、庵野さんは「(特撮を)わずかでもいいから何とか残したいという気持ちがあった。現役の僕らがやらなければ。この組織が特撮を世に残す希望になれば」と話した。

 実行委は今後、特撮文化の推進に向け、人材育成や映像作品の同市内での撮影誘致、マンガ・アニメ関連施設との連携などを図る。また、同市が整備を進める「須賀川特撮アーカイブセンター」を拠点施設に位置付け、模型をはじめ特撮関連資料の保存や修復、展示、研究に取り組む。

 会見前に開かれた設立総会では、規約や本年度事業計画などを承認した。

 実行委の設立を記念したシンポジウムも市役所で開かれた。庵野さんと、いずれも監督の尾上克郎さん、三池敏夫さん、樋口真嗣さん、原口智生さんの計5人の特撮の第一人者が「メカ特撮の魅力~作り手の技術と魂」をテーマに、円谷監督が手掛けた特撮技術やそれぞれの思いなどを語った。

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