ルワンダ教員が中島に 教育水準向上へ研修、26日から幼稚園で

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 福島県中島村で、ルワンダの女性教員が教育研修をスタートさせる。「ルワンダ虐殺」からの復興が進む同国の教育水準向上へ村教委が受け入れを決めた。同国の関係者は「(研修で彼女が)成長すれば地域の教育をリードする存在になる」と語り、村教委の担当者も「(国際交流が)中島村の子どもたちの成長に役立つ」と期待を寄せる。

 研修は今月26日に始まり、来年1月中旬までの予定だ。研修に参加するのは首都キガリ市にある私立ウムチョムイーザ学園で幼稚園クラスを担当するハテゲカ・ルイズ・プロッシーさん(30)。同国出身の永遠瑠(とわり)・マリールイズさん(53)が理事長を務めるNPO法人ルワンダの教育を考える会(福島市)は、国際協力機構(JICA)二本松の委託で学園を支援しており、昨年10月、JICA二本松のルワンダ視察に同行した福島民友新聞社棚倉支局の高崎慎也支局長が、マリールイズさんの依頼でプロッシーさんを加藤幸一村長に紹介したことがきっかけとなった。

 同国では、考える会による教育支援が始まるまで、教員同士が授業の進め方や教材の使い方など指導方法で意見を交わす校内研修がほとんど行われていなかった。考える会は学園に日本人の教育コンサルタントを派遣。時間や教材の使い方などを助言し、授業のポイントを書き込んだ授業計画を作成するよう指導しているという。

 教育コンサルタントから指導を受けるプロッシーさんは、足し算を教えるのに数字が大きく書かれた紙やペットボトルのふたを使うなど試行錯誤を重ねており、「子どもたちが熱心に学ぶようになった」と手応えを口にする。

 村内にホームステイしながら中島幼稚園で研修し、幼稚園が冬休みとなる時期は村の小、中学校の授業を視察する。正月行事など日本文化を学ぶ機会にも参加する予定だ。費用は考える会が負担し、通訳もする。

 加藤村長は「職員室で教員と話したり、授業の準備を見ることも勉強になるはず」と強調。村が国際教育に力を入れていることを踏まえ「プロッシーさんと触れ合うことが教員の刺激になり、子どもたちにとっても良い経験になる」と話した。

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