鮮明な地球、撮影成功 塙工高生、スペースバルーン3度目の挑戦

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スペースバルーンで高度2万5千メートルから撮影された地球

 カメラを装着した風船を成層圏まで飛ばし、地球の映像を撮影する「スペースバルーン」に挑戦する塙工高電子科3年の生徒4人が、目標としていた鮮明な映像の撮影に成功した。初の打ち上げ成功から1カ月半、取り組んできた機体の改良が実を結んだ。

 「気候にも恵まれ、これ以上ないくらい良い映像が撮れた」。富士山も確認できる鮮明な映像を見て、森冬哉さんが笑った。

 スペースバルーンを打ち上げたのは森さんと藤田龍希さん、鈴木敦也さん、吉田創(つくる)さんの4人。

 10月21日午前8時30分ごろ、新潟県から打ち上げたバルーンは高度約2万5千メートルまでトラブルなく上昇して破裂、カメラなどは約2時間30分後に会津若松市に落下した。予測地点から約400メートルの場所だったため、すぐに回収できた。

 スペースバルーンは風船にカメラ、追跡用の衛星利用測位システム(GPS)、パラシュートを取り付けたもの。4人は9月2日に最初の打ち上げを成功させてから、より鮮明な映像を撮ろうと機体の改良に着手。パラシュートとカメラを結ぶひもが多くなるとカメラの横揺れが激しくなることからひもを1本に減らし、強度を保つためプラスチック製の筒に入れた。

 10月6日、群馬県で2度目の打ち上げに臨んだが、打ち上げ時にひもが外れ失敗。ひもの取り付け方を見直し、予備のひもをもう1本付けて挑んだ3度目の打ち上げが無事に成功した。「挑戦して良かった」。4人の表情に安心感と充実感がにじんだ。

 4人のうち2人はテクノアカデミー郡山に進学し、スペースバルーンへの挑戦を続ける。1人は就職、1人は大学進学を希望しており、壮大な宇宙に挑戦した経験を本県のものづくり発展に生かすつもりだ。

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