藩士ら戦没者追悼 戊辰戦争150年、二本松で慰霊祭

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慰霊祭で祭文を読み上げる丹羽さん

 二本松市戊辰150年事業の二本松戊辰戦争戦没者慰霊祭は3日、同市で行われ、二本松藩士をはじめ二本松での戦いで犠牲になった全ての人を追悼した。

 慰霊祭には同事業実行委員会長の三保恵一二本松市長、二本松藩丹羽家18代当主の丹羽長聰(ながとし)さん、戦没者の遺族、藩士の子孫ら約700人が参列した。

 三保市長が「奥羽越列藩同盟への信義を貫いたのは二本松武士としての矜持(きょうじ)。多くの悲劇が伝えられているが、亡くなられた全ての人のみ霊が安らかならんことを祈る」と式辞を述べた。

 鈴木正晃副知事が知事の追悼の言葉を代読、奥羽越列藩同盟軍代表として山形県米沢市の中川勝市長、新政府軍代表として岐阜県大垣市の小川敏市長が追悼の辞をビデオメッセージで寄せた。

 献花、献唱に続き、丹羽さんが「戊辰戦争では少年隊など将来に向け志半ばにして命を亡くした人が多くいた。先人のご冥福を心からお祈りしたい」と祭文を読み上げた。

◆平和へ願い込め献唱 安達、安達東高生

 二本松戊辰戦争戦没者慰霊祭では同市の安達、安達東両高の音楽部生が二本松での戦いで亡くなった全ての人を追悼する献唱をささげた。

 1曲目は「あなたはどこに」で安達高生が選んだ。二本松少年隊の悲劇などを後世に伝えていきたいという気持ちを込めた。2曲目に歌ったのは「瑠璃色の地球」。安達東高生が選んだ。平和な世界を築きたいと訴えた。

 献唱は二本松藩丹羽家18代当主の丹羽長聰さんによる祭文奏上の前に行われた。純粋な高校生たちの澄んだ歌声が会場に響き渡り、式典での厳粛さがさらに増した。

 

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