畳表製造・会津大建加工が新工場 会津若松、増産体制へ

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畳表の織り上げ、検品などが行われる新工場建屋2階で、製造工程を説明する橘社長

 住宅用建材製造大手の大建工業(大阪市)の子会社で、和紙を原材料に畳表を製造する会津大建加工(会津若松市)が整備を進めていた新工場建屋が完成し、6日、会津若松市神指町の現地で開所式が行われた。機械設備を増設し、来年4月から生産量を1.5倍の月約4万5千帖に引き上げる方針。

 同社によると、和室の減少により畳の需要は落ち込んでいるが、イグサの供給不足などを背景に樹脂、和紙などで作られた畳表の需要が伸びており、増産体制を整えることを決めた。

 開所したのは鉄骨2階建て、延べ床面積2971平方メートルの1棟で、10月15日から稼働している。工事費は約5億円。このほか約1億5千万円で機械設備などを増設する。

 同社は10月までに地元から5人を新規雇用した。来年4月には新卒7人を採用する予定。工場新設には県の第10次ふくしま産業復興企業立地補助金を活用した。  和紙製畳表は日光や汚れに強く、ダニも発生しにくいことから、宿泊施設などで利用が進んでいる。

 会津大建加工は2012(平成24)年に、和紙製畳表の生産を開始。同社と、岡山県にある大建工業の子会社で作られる製品は、イグサ製を含めた畳表市場で10%程度の占有率があるという。

 開所式には、会津大建加工の橘豊社長と大建工業の億田正則社長ら約20人が出席した。橘社長は「雇用促進と経営の安定化を目指していきたい」と述べた。

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