「世界水族館会議」廃プラ汚染対策提案 ウミガメ保護研究報告

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海洋保全についての議論の幕開けを告げた開会式=7日、いわき市・小名浜魚市場

 世界35カ国の水族館関係者や研究者による「第10回世界水族館会議2018福島」は7日、いわき市の小名浜魚市場で海洋保全などをテーマにした議論が始まった。基調講演では国際的な問題として関心が高まっているマイクロプラスチックによる海洋汚染やウミガメ保護について研究報告があり、このうち小松技術士事務所(いわき市)の小松道男所長は自ら開発した自然に分解される植物由来のプラスチックに触れ、「海洋汚染を低減するために最も実用的な解決策だ」と提言した。

 微小なマイクロプラスチックが海中に拡散し、生態系への影響が懸念される中、小松氏は(自然に分解される)生分解性プラスチックの活用で、マイクロプラスチックになる量自体を減らせると説明。「生分解性プラスチック製品の大量生産方法は確立されている。世界各地に広げ、マイクロプラスチックの減少に努めたい」と訴えた。

 ウミガメの保護に関する基調講演では、元ナポリ水族館館長のフレグラ・ベンチベーニャさん(イタリア)が海洋汚染がカメの健康的な繁殖を妨げていると指摘。「人間が海域に捨てる分解されない固形物を餌と間違えてのみ込む。ウミガメを保護する措置は、他の生き物を保全することにもつながる」と強調した。

 会議は10日まで。過剰な熱や二酸化炭素を吸収するなど、生命にとって重要な海の環境に関するさまざまな問題を考察し、世界の英知を結集して解決策などを提言する

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