風疹流行、予防接種呼び掛け 30~50代男性に多い「抗体なし」

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 風疹の全国的な流行が続いている。今年の累計患者数は1692人で昨年1年間の患者数93人の18倍に上っている。感染者は男性が8割を占め、予防接種をしていないか接種歴が不明な30~50代の男性が多い。福島県で感染が確認された7人(11月4日現在)も全て男性。このうち30~50代が6人を占めている。

 風疹はくしゃみやせきで感染し、妊婦がかかると子どもに難聴や心臓病などの障害が起きる恐れがあるため、県は感染予防のため、抗体検査や予防接種を呼び掛けている。

 国立感染症研究所のまとめなどによると、風疹の感染が目立つ30~50代の男性は子ども時代に1回だけ風疹ワクチン接種を受けたか1回も受けたことがない世代で風疹の抗体がない人が多い。

 風疹ワクチンは1977年8月から95年3月までは女子中学生のみが接種の対象だった。95年4月以降は男女とも生後12カ月以上から90カ月未満の間に定期接種が行われるようになったが、流行の目立つ30~50代の男性は定期接種がなかったため、抗体を持つ人が少ない。

 風疹は2~3週の潜伏期間を経て発疹や発熱などの症状が表れる。自覚症状がない場合もあり、妊娠を望んでいる女性や妊婦と同居している人は特に注意が必要となる。

 本県の近年の風疹患者は全国的に流行した2012年に5人、13年に36人に上ったが、14~17年は1~0人にとどまっていた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

内堀知事初登庁「2期目」スタート 挑戦を進化...復興創生前進