「漁業の歴史伝えて」 東大・黒倉名誉教授講演、世界水族館会議

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人と海の関係について話す黒倉名誉教授

 世界の水族館関係者らが海洋保全などについて情報交換する「第10回世界水族館会議2018福島」の基調講演第3日は9日、福島県いわき市の小名浜魚市場で行われた。

 東大の黒倉寿名誉教授が「地域の漁業の歴史を収集し、一般の人に伝えてほしい」、福山大の高田浩二教授は「地域学習の御用聞きになって、一緒に問題を解決していく存在になればいい」とそれぞれ、今後の水族館の在り方を提言した。

 黒倉名誉教授は、日本で漁業の経済的重要性が年々縮小していることについて解説。「漁業は人と自然の接点。漁業があるからこそ、人と自然の関係に思いをはせることができる」と語った。水産資源の確保のため、「適切な親魚の資源量を保つことが重要。産卵場、生育場を保全しなくてはならない」とした。

 高田教授は、海洋国家である日本の国民が、海についての関心をあまり持っていないことについて話し、水族館による海洋教育の重要性を説明。「今後、教育で残っていく水族館があってもいいと思う」と述べた。

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