有形文化財「花水館奥の間」限定公開 多くの歴史ファン訪れる

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
1日限りで一般公開された「奥の間」の内部

 福島市の飯坂ホテル聚楽の敷地内に保存されている国登録有形文化財「花水館奥の間」の内部が10日、1日限定で一般公開され、400人を超える歴史ファンらが詰め掛けた。

 花水館は昭和天皇をはじめ、多くの皇族が宿泊した老舗旅館。2007(平成19)年の閉館後に建物は壊されたが、奥の間と茶室の「坐忘庵(ざぼうあん)」は残され、同ホテルが管理している。普段は建物の外からしか見学できない。

 来場者は明治建築の重厚な造りや銘木がふんだんに使われた床の間回り、壁に飾られた貴重な書画などにじっくりと見入っていた。坐忘庵の室内も公開された。

 40年近く前に花水館で働いていたという女性(75)は友人と一緒に一般公開に訪れ「布団カバーの掛け替えをしていた当時の記憶がよみがえる」と懐かしんだ。