県内スキー場、準備本格化 初心者レッスン充実、リピーター育成へ

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シーズンに向け試運転が始まった人工降雪機=15日午前、北塩原村・グランデコスノーリゾート

 今年も間もなくスキーシーズンが到来する。今月中のオープンを予定する県内のスキー場では人工降雪機が動き始めるなど、準備が本格化。スキー人口の減少が危惧される中、早期の降雪を願うとともに、初心者向けのレッスンの充実などで裾野の拡大を図り、「リピーター」の育成を目指す。

 23日のオープンを予定する北塩原村のグランデコスノーリゾートは15日、今季初めて人工降雪機を試運転させた。今季はゲレンデに訪れる若者をファンにするため「日本スノーボードアカデミーグランデコ校」を初めて開校、「初心者が90分でリフトに乗れるようになる」という少人数レッスンを行う。

 スキー場運営を担当する佐藤弘紀さんは「緩斜面が多く、初級者向けにも3500メートルのロングコースがあるので、レッスンを通じて初めての方も楽しめるシーズンにしたい」と意気込む。

 また、猪苗代町の箕輪スキー場はグランデコより1日早く、東北最速となる22日の営業開始を目指す。子どもが体験する機会を増やすため、中学生にも子ども料金を適用しているほか、レディースデーやシニアデーなど、幅広い層を呼び込むサービスを展開する。

 ただ両スキー場のゲレンデにはまだ、雪がない。気温が下がり切らず、人工降雪機を思うように動かせないからだ。箕輪スキー場の小沢三喜男総支配人は「今季は新たに人工降雪機や圧雪車を導入し長期営業できるようゲレンデ整備力を上げている。あとは雪だけ」。今後の寒気の到来に期待を込めた。

◆関連商品売り上げ好調

 スキー用品を扱う郡山市のスーパースポーツゼビオ郡山西ノ内店によると、ブーツやウエアなど関連商品の売れ行きは好調で、売り上げは前年より2割ほど増加。

 同店では昨年ごろから、スキーとスノーボードの両方に対応可能なウエアを「スキボ」と銘打って売り出したり、足型を測定してブーツを合わせる独自の方法を取り入れており、担当者は「ゲレンデのオープンを見据えて早い時期からよく売れている」と話す。

 一方で「季節もの」以外のアウターなどは前年同期と比べ、厚手のダウンジャケットなどよりも、薄手の上着や体温調節が可能なインナーなどが売れ筋という。