IoT機器導入、作業効率化 三菱電機が郡山の新生産棟を公開

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郡山工場に新設された生産棟

 三菱電機は15日、コミュニケーション・ネットワーク製作所郡山工場(郡山市)に新たに整備した生産棟を報道陣に公開した。作業映像の分析システムなどのIoT(モノのインターネット)機器を導入し生産効率化を図っており、品質向上や工期短縮、コスト競争力といった「ものづくり力」を強化している。

 新生産棟は通信機器と映像監視システムを製造。IoTの拡大を背景に需要増大が見込まれる両分野の生産規模を2倍に引き上げる。同社は現在約400人いる工場の従業員を来春までに数十人規模で増やす方針で、新規雇用も検討している。

 新棟の稼働に伴い、郡山工場ではIoTを活用した生産管理情報や品質情報の「見える化」を実践。工場内の各ラインに作業分析用カメラを設置し、作業のばらつきや漏れ、無駄の改善につなげたり、生産工程の不具合情報をグラフ化し即時に確認できる仕組みの導入にも取り組む。

 新棟は鉄骨造り2階建てで、建築面積約3800平方メートル、延べ床面積約7600平方メートル。システムの試験や梱包(こんぽう)など、生産から出荷までをワンフロアで完了できる構造となっている。10月下旬から順次稼働しており、年度内の全面稼働を目指す。投資額は約26億円。