特産のユズで商品開発 楢葉中生徒、東京で販売実習

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特産のユズを生かした商品を販売する楢葉中の生徒ら=東京・日本橋ふくしま館「ミデッテ」

 楢葉町の特産品でみんな笑顔になってほしい―。楢葉中の1~3年生が15日、都内の日本橋ふくしま館「ミデッテ」で、特産のユズを生かして開発したオリジナル商品を販売した。

 同校は本年度、町の復興と未来を担う人材育成を目指し、総合学習にキャリア教育を取り入れた。全生徒33人が模擬会社「Nalys」を設立し、ユズを使った特産品作りに挑んだ。

 生徒たちが互いにアイデアを出し合い、地元の企業、団体とも協働した。市場調査を基に消費者が買いたくなる商品を考え、ワッフルやパウンドケーキなどの食品、ハンドソープやアロマキャンドルを用意した。

 「楢葉スマイルフェア」と名付けた今回の販売実習は活動の集大成。「社員」はそろいのジャンパーに身を包み、笑顔で接客した。首都圏在住の浜通り出身者らでつくる「東京うつくしま福島浜通り会」の新妻剛会長(楢葉町出身)らも応援に駆け付けた。

 「社長」の青田康佑さん(3年)は予想以上の来客に表情をほころばせ「商品を通して首都圏の人たちにも楢葉の良さを知ってほしい」と語った。

 生徒に助言した慶応大大学院メディアデザイン研究科研究員の大江貴志さんは「復興支援を受けていた立場から、それに応えて感謝の気持ちを伝えようという自発的な姿勢が芽を出している」と成長を評価した。