小野中村と平澤建設工業が19年1月に経営統合 需要変動で経営強化

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合併を発表する(右から)小野会長、平澤社長、植村社長

 建設、土木業の小野中村(相馬市)と平澤建設工業(同)が来年1月1日に社名を小野中村に一本化して経営統合する。19日、両社が発表した。小野中村は今年1月に市内の建設関係2社の統合で誕生したばかりだが、復興需要の落ち着きが予想される中、合併でさらなる経営基盤強化を図る。

 今年6月決算時の年間売上高は小野中村が約60億円、平澤建設工業が約4億円。合併後は県内建設業で上位5社に入る売り上げ規模が予想される。小野中村の小野貞人会長、植村賢二社長は現体制のまま、平澤建設工業の平澤慎一郎社長は役員を務める。従業員の雇用は維持され、約100人規模となる。

 小野中村は今年1月1日に小野建設と中村土木が合併し誕生。10月には浪江町に事業所を開設し、営業力強化を進めた。県内の復興需要がピークを過ぎる中、公共、民間工事に強い両社の統合に加え、国内大手建設業とのつながりが強い平澤建設工業との合併による競争力強化が選択された。

 3社は、小野建設(当時小野組)から建築部門として1921(大正10)年に平澤建設工業(当時平澤組)が、土木部門として47年に中村土木が枝分かれした経緯があり、元は1社だったことが合併の動きを強めたという。植村社長は「厳しい時代を合併による経営強化で乗り越えていきたい」と話した。