駅前で憩いの一杯 浪江にカフェ開業へ、店長女性「古里に活気を」

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浪江駅前に開業するカフェ「もんぺるん」

 昨春に東京電力福島第1原発事故の避難指示が一部を除いて解除された浪江町のJR浪江駅前に22日、コーヒーなどを提供するカフェ「もんぺるん」が開店する。店長を務めるのは同町出身の松本幸子さん(33)。「誰もが気軽に立ち寄れる場所にして、駅前のにぎわいにつなげたい」と期待を寄せる。

 カフェは、同町の再生や復興を目指して1月に設立された一般社団法人「まちづくりなみえ」が運営。同法人事務所が入る浪江駅前の2階建てビルの1階部分が空き店舗だったことや、駅周辺に訪れた人が気軽に立ち寄れる場所が少ないことなどから開業を決めた。

 店長を務める松本さんは今も帰還困難区域の同町井手地区出身。大学卒業後、金融関係などで働いていたが、「ふるさとの復興再生に携わりたい」との思いから、4月から同法人に勤務、カフェ開業の準備を進めてきた。

 カフェでは、コーヒーやナポリタン、日替わりランチ、デザートなどを提供する予定。不思議な店名は「開業準備中に私がもんぺをはいていたから」と松本さん。「るんるんという気分になればと思って、それが名前になった」と明かす。

 「今の浪江でコーヒーを飲みながらゆっくりできる場所は少ない。町内に住んでいる人、町内で仕事する人、町外から訪れた人に利用してもらいたい」と願う。

 場所は浪江町権現堂字塚越2の10。営業は午前11時~午後4時。水曜日定休。