王貞治氏「一生の思い出に」 福島で19年夏・世界少年野球大会

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「子どもたちの思い出になる大会にしたい」と話す王氏=県庁

 世界少年野球推進財団の王貞治理事長(プロ野球・ソフトバンク球団会長)は21日、来夏に福島市で開催する第29回世界少年野球大会への協力依頼のため、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、「子どもたちが一生の思い出にできるような大会にしたい」と抱負を語った。

 内堀知事は東京五輪で野球・ソフトボール競技の計7試合が福島市で行われることに触れ「子どもたちが福島に来て交流することは意義がある」と応じた。王氏は市役所で木幡浩市長にも協力を依頼した。

 大会は王氏と米大リーグ歴代2位の本塁打記録を持つハンク・アーロン氏の提唱で1990(平成2)年に始まった。十数カ国・地域から10~11歳が参加。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の専任コーチが初心者らに競技の魅力を伝える教室や参加国・地域と本県のチームが対戦する交流試合、開催地の伝統文化に触れる交流行事を大会中の9日間で予定している。

 王貞治氏の一問一答「福島から学ぶこと多い」

 王氏は報道陣の取材に応じ「野球を通して子どもたちに達成感や喜びを感じてほしい」と語った。

 ―開催地を本県に選んだ理由は
 「福島の復興は簡単ではないが、役立てることがあるのではと考えた。東京五輪に向けて、スポーツの機運が高まる中、福島の皆さんに勇気や挑戦の気持ちを、子どもたちには目標を持ってほしい」

 ―福島の印象を。
 「福島は歴史が深く、県民は強い思いを持っている。日本や世界の子どもは福島から勉強することが多いはずだ。子どもたちが元気にプレーして成長したことを伝えられれば、福島の風評払拭(ふっしょく)にもつながる」

 ―大会は東京五輪の機運を盛り上げる好機となる。
 「野球に限らず、日本は若い競技者が活躍しており、東京五輪に向かってスポーツ界が盛り上がっている。若い競技者は自信満々で世界と戦っており、本当に素晴らしい」