住宅全焼「7遺体」...孫4人ら家族犠牲か 1階寝室が火元可能性

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7人が犠牲になった住宅火災現場=22日午前1時45分ごろ、小野町

 21日午後11時ごろ、小野町、無職塩田恒美(つねよし)さん(61)方から出火したと、近所住民から119番通報があった。田村署によると、木造2階建て住宅と倉庫2棟などを全焼、焼け跡から7人の遺体が見つかった。塩田さん方は家族4世代9人暮らし。うち7人と連絡が取れておらず、同署は、遺体が3~8歳の子ども4人を含む7人とみて、23日にも福島医大で司法解剖して身元や死因の特定を進める。

 同署によると、連絡が取れていないのは塩田さんと母サクノさん(81)、長女の美紀さん(30)、孫で小学3年の長男大輝君(8)、いずれも保育園児の次男大翔(ひろと)ちゃん(6)と長女李帆ちゃん(4)、三男皐大(こうた)ちゃん(3)。

 住民によると、塩田さんは足が不自由で、パートの妻(57)が入浴の手助けをしていた。妻が介助中に用事で風呂場を出たところ火事に気付き、そのまま近所に助けを求めたという。妻は両手に軽いけがをした。会社員の美紀さんの夫(33)は仕事で外出中だった。

 同署によると、塩田さんとみられる遺体は風呂場で、サクノさんとみられる遺体は1階の和室で見つかった。激しい火で、住宅1階は柱を残すだけでほぼ焼け落ち、2階部分も崩れた。住民によると、2階は普段、美紀さんと夫、孫4人が使っており、1階では塩田さん夫妻とサクノさんが寝泊まりしていたという。

 捜査関係者などによると、燃え方の激しい1階東側の寝室周辺が火元とみられる。焼け跡からは暖房器具などが見つかったという。同署は、急速に燃え広がった火で家人が逃げ遅れた可能性もあるとみて調べている。