福島市が商業ビル建設『断念』発表 特別会計2億5600万円計上

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 福島市の木幡浩市長は22日、市中心市街地で進めてきた「福島都心中央土地区画整理事業」に伴う公益施設(商業ビル)の建設を断念すると発表した。断念について「実現性を探ってきたが、景気低迷などで建設の見通しが立たなくなった」と説明した。長期化した事業の完了に向けた協議が整い、12月議会に関連予算を計上した。

 市役所で開いた12月議会の提出議案発表に伴う臨時会見で示した。同事業は1998(平成10)年度、JR福島駅東口近くの70アールを対象に始まり、公共広場(街なか広場)と商業ビルを建設する計画だった。しかし、収益性の問題から商業ビル建設は進まず、市は地権者2人に対して建物移転に伴う賃料補償計約4億円を支払ってきた。

 木幡市長は「結果として公益施設が実現できず残念。しかし今後を考えて決断した」と総括した。事業の完了に向け、地下構造物の解体工事や地権者への補償、区画再整備の費用として土地区画整理事業費特別会計に2億5600万円を計上した。総事業費は約30億円を見込んでいたが、当初より3億円増える見通し。