「新鶴ワイナリー」19年春オープン 会津美里、11月内にも醸造

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醸造タンクの前でワイナリーの未来像を語る(右から)木村代表社員、菅家さん、橋本さん、小林業務執行社員

 会津美里町の合同会社「会津コシェル」=木村俊一代表社員(64)=は来春、町内初の観光型ワイナリー「新鶴ワイナリー」を同町新鶴地区にオープンする。22日までに醸造免許の交付を受け、ワイン造りの準備が整った。今月中にも醸造を開始する。

 2016年(平成28)年に設立された同社はブドウ農家の後継者不足により耕作放棄地が増加し、景観や地域の活力が失われていく現状を受け、ブドウの栽培に着手。約10アールの農地から栽培を始め、ブドウ農家から耕作放棄地を借りるなど、約1ヘクタールまで栽培面積を増やしてきた。

 「地域資源の活用にはワイナリーが必要だと感じていた」。小林章太郎業務執行社員(44)は当時を振り返る。同社には町で初めての地域おこし協力隊菅家真実さん(30)と橋本竜太郎さん(33)も加わり、今秋、約3トンのブドウを収穫した。750ミリリットルで約1万本を生産する予定。

 既存の公共施設を改修したワイナリーには、醸造の様子を見学できるスペースやテイスティングカウンターなどを設ける。併設されるレストランでは、ワインに合う県産食材を使った肉料理などを提供予定。木村代表社員は「観光客や地域住民の新たな交流を生み出し、人を呼び込めるような施設にしていきたい」と話している