安倍首相が富岡、双葉を視察 復興・創生期間後の支援強調

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多目的医療用ヘリコプターを視察する安倍首相(中央)=24日午前、富岡町

 安倍晋三首相は24日、福島県福島市のあづま球場訪問に先立ち、富岡町のふたば医療センター付属病院や双葉町の特定復興再生拠点予定地域を視察、震災、原発事故からの復興状況を確認した。双葉町では記者団に対し「2020年度(までの)復興・創生期間にとどまらず、福島の復興が成し遂げられる日まで国が前面に出て全力を尽くす」と語り、21年4月以降も本県復興を支援する政府の方針を強調した。

 4月に開院したふたば医療センター付属病院では、田勢長一郎院長の説明を受けながら、県が医療体制の強化に向けて導入した多目的医療用ヘリコプターを視察。病院関係者から地域住民や復興関係者の医療を担う同病院の使命、医師・看護師の確保に苦労している現状などに耳を傾けた。安倍首相は「医療は住民の帰還になくてはならない重要なインフラだ」と国として支援していく考えを示した。

 住民の全町避難が続く双葉町では、産業団地の整備が進む中野地区を訪問。進出する企業の関係者からそれぞれの取り組みについて説明を受けると「安心して戻ってもらうためには生業の復興がきわめて重要だ。今後も多くの企業が双葉でスタートを切れることを期待している」と関係者を激励した。

 この後、帰還した住民が居住する特定復興再生拠点として整備が進められているJR双葉駅周辺を視察。駅前通りを歩きながら状況を確認した上で、伊沢史朗町長から、今後の整備計画について説明を受けた。