「松明あかし」冬の季語 須賀川伝統の火祭り、福島県内3例目

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季語になった「松明あかし」=10日、須賀川市・翠ケ丘公園五老山

 須賀川市伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」が冬の季語として「俳句歳時記 第5版 冬」(角川書店)に収載された。福島県内の伝統行事で歳時記に収載されたのは、同市の「牡丹焚火(ぼたんたきび)」と南相馬市の「相馬野馬追」に続き3例目。26日に会見した橋本克也市長が発表した。

 収載実現には、須賀川市の俳句団体「桔槹吟社(きっこうぎんしゃ)」などが尽力。「松明あかし」を季語にした句会の開催や全国の俳人、専門家へのPRなどに10年以上にわたり取り組んできた。地道な努力が実り、22日発刊の同歳時記に収載。同団体によると、地方都市の複数の行事が季語として収載されるのは珍しいという。

 俳句は基本的に季語の入った五・七・五の17字で詠まれるが、季語と「松明あかし」を詠み込もうとすると、字数が限られる技術的な課題があった。今回の収載により「松明あかし」自体が季語となるため、より表現の幅が広がるという。

 橋本市長は「『俳句のまち』を掲げる市にとって誇らしい」と語った。