山を遊び尽くす!信夫山に『集いの広場』 ストリートふくしま

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御神坂広場が整備される信夫山の中腹

 NPO法人ストリートふくしまは27日、福島市のシンボル信夫山の魅力向上を目指す「信夫山再生計画」構想を発表した。羽黒神社の旧参道「御神坂(おみさか)」に来夏にも、木々に張ったロープを滑車で移動する「ジップライン」を備えた「御神坂広場」を整備する。「山を遊び尽くす」をキーワードに、市民に親しまれてきた山を若い世代にとっても魅力あるスポットにしたい考えだ。

 ストリートふくしまが同市のふくしま未来研究会とともに進めている信夫山の再生計画は、信夫山を5年後の2023年には年間25万人が訪れる観光地にすることを目標に掲げる。

 来年度に整備する御神坂広場は広さ4900平方メートル。ジップラインはまず3本整備する予定で、子どもたちが自然の中で遊びを通じ命を守るための手順などを学ぶ場にすることを目的としている。「空飛ぶ学びの花畑」として、大勢の子どもたちを山に引き付けたい考え。歴史や文化、自然を学ぶトレーラーハウスも配置する。

 計画には広場のほか、御神坂にある「六供(ろっく)集落」をおもてなしの交流拠点に整備する構想がある。同集落の空き家を活用しおしゃれな古民家カフェを整備するほか、夜は市街地の夜景も楽しめるロマンチックなスポットにするため、フットライトなども設置する考えだ。

 このほか、山の自然や歴史に焦点を当てた、散策コース「フットパス」を複数整備する。フットパスは市街地からのコースもつくり、市街地と山との連携を図る。

 信夫山の「和食くろ沢」で、27日に発表会が開かれた。信夫山再生プロジェクトメンバーで計画づくりに携わった奥本英樹福島大経済経営学類教授が概要を発表。「最高の山にしていきたい」と話し、出席者に協力を呼び掛けた。ふくしま未来研究会の佐藤勝三代表理事、木幡浩福島市長らがあいさつした。

 計画を受け、同市観光コンベンション協会の渡辺和裕会長は「(構想が実現すれば)信夫山の新たな魅力になる。新たな観光スポットにもなれば、地域内の観光循環も進むのではないか」と期待を寄せた。