双葉を東西横断!2つの県道22年度開通へ 復興シンボル軸着工

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 県は27日、東京電力福島第1原発事故の影響で全町避難が続く双葉町を東西に横断する二つの県道の整備に着手した。両県道は町内の各拠点を結び付け、人の流れをつくる基幹道路として「復興シンボル軸」(延長7.1キロ)に位置付けられている。2022年度内の全線開通を目指す。

 整備が始まったのは、19年度中の利用開始が目標の常磐道双葉インターチェンジ(仮称)から国道6号までの県道256号「井手長塚線」(延長5キロ)と、国道6号から県道391号「広野小高線」までをつなぐ県道254号「長塚請戸浪江線」のバイパス部分(延長2.1キロ)。

 現在の道路の拡幅や災害復旧を行う県道256号は19年度、新たにバイパスとして整備する県道254号は20年度までに、それぞれ暫定的に利用を開始する計画。全線開通について県は、JR常磐線に架かる陸橋の整備に期間を要するとしている。同日、現地で安全祈願祭と起工式が行われ、畠利行副知事が「双葉郡全体の復興の加速化や住民の帰還促進が図られると期待している」と式辞。伊沢史朗町長は「町への人の流れを強化し、各拠点を有機的に結び付ける重要な道路」と強調した。