クルミ詰まった縄文の籠 南相馬・鷺内遺跡、完全な状態で初出土

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全国で初めて出土されたクルミ数百個が入った籠。編み込みで作られた籠の中にたくさんのクルミが詰まっている様子が分かる

 縄文時代晩期(約3千年前)を中心とした福島県南相馬市鹿島区寺内の土坑群「鷺内(さぎうち)遺跡」から、数百個のオニグルミが詰まった状態の籠が出土した。保存状態が非常に高く、クルミが詰まった完全な状態での出土は全国で初めて。

 市教委が29日発表した。遺跡からは計12個の籠やざるが出土しており、これまで最多だった三島町の荒屋敷遺跡を上回る、県内最多の出土となった。

 考古学が専門の山田昌久首都大学東京教授は「縄文人の生活様式の全容解明に向け、非常に貴重な史料になる」としている。