東京電力「廃炉資料館」オープン 富岡で原発構内10カ所の映像

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映像を通し原発事故を見つめ直す住民ら

 東京電力福島第1原発事故の事実と廃炉作業の現状を伝える東電の廃炉資料館が30日、富岡町小浜の国道6号沿いに開館した。

 東電が一般向けに廃炉に関する展示を行うのは初めて。午前11時のオープン時には町民ら約30人が来館、外国人の姿も見られた。

 資料館は2階建て、展示面積は約1900平方メートル。1階は廃炉に向けた取り組み、2階は原発事故の事実や教訓をテーマにしている。原発構内約10カ所の映像を高さ4.6メートル、幅6.4メートルの巨大なスクリーンに映し出す「エフ・キューブ」や、事故直後の福島第1原発の中央制御室の様子をドラマ仕立ての再現映像で紹介するコーナーなどが設けられている。

 館内を視察した富岡町の宮本皓一町長は「第1原発に行かなくても資料館を訪れれば構内の状況が分かる。子どもの教材としても活用できる」と期待した。広野町のNPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長は「子どもたちが古里の未来を考えるきっかけになれば」と願った。

 入館無料。開館時間は午前9時30分~午後4時30分。休館日は毎月第3日曜日と年末年始。