福島県初!公道で自動運転実証試験 会津ラボと福島トヨペット

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浪江町内の公道を走る実証試験車=3日午前

 会津大発のベンチャー企業、会津ラボ(会津若松市)と福島トヨペット(郡山市)は3日、浪江町で県内初となる自動運転車の公道走行実証試験を始めた。避難先から帰還した住民の多くは高齢者のため買い物や通院用の交通機関の整備が課題で、実証試験を通じて高齢者らに配慮した公共交通サービスの実現や関連する情報基盤の構築を目指す。

 実証試験はJR浪江駅から浪江町役場までの約1.1キロで実施。会津ラボが地図などのデータを管理し、福島トヨペットが自動運転車の保守・点検などを担当する。自動運転車には運転手とシステムオペレーターが乗車し、収集する地図の3Dデータと、車に搭載したレーザー光を使ったセンサーで得られるデータを自動運転のソフトウエアと連動させる。

 実証試験で使用される自動運転車は、自動運転レベルの定義1~5の5段階のうち「レベル3」に当たる。特定の条件下で自動走行できる「限定領域内」で、システムが原則的に全ての操作を行うが、緊急時などには人が操作する。

 3日はセレモニーを行い、関係者が実証試験の開始を祝福。その後、関係者を乗せ、JR浪江駅と浪江町役場を時速約30キロで往復した。試験は来年2月28日まで、週2回程度行われる予定。