飯舘村の任期付き職員199万円詐取 農家3軒から農機具導入で

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 飯舘村は3日、村の農家3軒から現金計199万円をだまし取ったとして、復興対策課任期付き職員の男性主事(28)を懲戒免職にしたと発表した。処分は11月19日付。職員の懲戒免職処分は初めてという。

 村によると、男性主事は現金を預ければトラクターやコンバインなど農機具を導入するための便宜を図る、などと農家に説明し現金を要求。3~10月、8回に分けて1軒の農家から約170万円を手渡しで受け取った。また、9月ごろには別の農家2軒から現金十数万円をだまし取ったという。

 現金を渡した農家が農機具が導入されないことを不審に思い、10月上旬、役場に相談し発覚した。村の調査に対し、男性主事は「生活費や遊興費に充てていた」と認め「金に困っていた」などと話したという。現金は既に全額弁済している。

 村によると、男性は2016(平成28)年11月に採用。農政を担当し、村内での営農再開支援など復興業務に従事していたという。

 村は、懲戒処分に関する公表基準を定めていない。今回は、全額弁済しており、農家から被害届が出されていないため、男性主事の本名を公表していない。村は「村民の信頼を損ねるだけでなく、村の復興に水を差す事件で誠に申し訳ない。再発防止に徹底して取り組む」とコメントした。