高校職員が生徒と「飲酒」...乗用車運転事故 同乗の2人重軽傷

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事故で前方が大破した鈴木2等機関士の乗用車

 いわき市で2日未明、乗用車の単独事故があり、県教委は3日、運転していたのが、いわき海星高の練習船に乗務する2等機関士(27)で、生徒と飲酒後に運転していたと明らかにした。事故では同乗の生徒2人が重軽傷を負った。県教委は21日にも、機関士の処分を決める。

 県教委や同校によると、機関士は1日午後7時ごろから同11時まで、同校の生徒3人を連れていわき市小名浜の居酒屋で飲酒。飲酒量はビール中ジョッキ1杯、焼酎水割り5杯以上だった。その後、機関士が運転する乗用車で、同市のカラオケ店に移動し2日午前3時すぎに店を出た。機関士は再び乗用車を運転、1人を家に送り届け、ほかの2人を送る途中の同日午前3時30分ごろ、建物に衝突する事故を起こした。事故で男子生徒(16)が胸や腰の骨を折るなどの重傷、もう1人の男子生徒(17)は額にかすり傷を負った。機関士もけがをした。

 事故の通報で現場に駆け付けたいわき東署員は機関士に呼気中のアルコール濃度を調べる検査を行っており、同署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)や酒気帯び運転の疑いについて調べを進めている。

 機関士は県教委の聞き取りに飲酒運転を認め、自らが生徒を居酒屋に誘い生徒3人にも飲酒させたと説明。また、生徒が9月13日~11月12日に行われたハワイ近海での航海実習に参加していたことに触れ「実習の打ち上げのような気持ちで酒席を開いた。大変申し訳ないことをした。自分が悪い」と話しているという。

 機関士は2017(平成29)年4月採用。船の機械を扱うことに特化した2等機関士として、船のエンジンのメンテナンスや実習の補助などを行っていた。機関士と生徒は航海実習で仲を深め、会員制交流サイト(SNS)で連絡を取り合う仲だったという。