会津藩士・野村悌之助の子孫『初対面』 戊辰戦争攻防戦で戦死

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悌之助の孫ナオが眠る東條家の墓地をお参りする紀子さん(左)と朗子さん

 会津美里町関山地区で起きた戊辰戦争の攻防戦で戦死した会津藩士野村悌之助の子孫に当たる野村紀子さん(63)=東京都=と朗子さん(61)=同=姉妹は1日、悌之助の孫が嫁いだ喜多方市豊川町の東條家を訪れた。2人は「先祖が会津の地にいたことが分かり、うれしい」と話した。

 悌之助は下野街道沿いの会津美里町関山地区で新政府軍と戦闘した一人。同地区には戦死者40人を弔う「戦死四十人墓」がある。

 野村家の菩提寺(ぼだいじ)がある会津若松市の善龍寺に紀子さんらが訪れた際、地元の郷土歴史家に自らの祖先について調査を依頼した。戸籍などを取得すると、悌之助の孫ナオが喜多方市の東條家に嫁いだ記録が見つかり、ナオの親族が今も喜多方市に住んでいることも分かった。

 2人は同日、ナオのひ孫の東條健一さん(77)に初めて会った。2人は東條さんにナオの当時の様子や思い出を聞き、喜多方市のナオが眠る墓を訪れた。紀子さんは「戊辰150年に先祖の行方が分かったのは何かの縁かもしれない」と感慨深げに話した。