カラオケ日本一!帝京安積高・小椋さん 円熟の節回し演歌披露

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夢はプロの演歌歌手と語る小椋さん

 郡山市の小椋康平さん(17)=帝京安積高2年=が全国の歌自慢による日本カラオケボックス大賞全国大会(日本カラオケボックス協会連合会主催)で優勝した。小椋さんは「聞かせどころで聴衆の心に響かせることができた」と喜びをかみしめている。

 小椋さんは3歳の時、母まゆみさんがNHKのど自慢大会に出場し、演歌「女の漁歌」を歌う姿を見て「格好良かった。自分も大勢の人の前で演歌を歌いたい」と演歌歌手を志した。小学校に入学すると、全国規模の大会で優勝を飾るなど、獲得したトロフィーは数知れず。夢に向かって一直線に進んでいた。

 しかし、プロの目には、甘さが見えていた。「このままでは演歌歌手になれない。生活から変えろ」。昨年秋、有名音楽プロデューサーの外村孝雄さんから見た目や心構えについて酷評されたことが人生を変えた。

 当時の体重は84キロで、その風貌から「お父さん」と呼ばれることもあったという小椋さんは、減量に挑戦した。油物を減らして夕食は炭水化物を抜き、体重は60キロ台に。食べられないストレスは全て歌の練習にぶつけ、歌唱力に磨きを掛けた。

 迎えた11月の全国大会。小金沢昇司さんの演歌「南部酒」を歌い、円熟の節回しと情感豊かな表現力で聴衆を魅了した。審査員を務めた外村さんからは、成長した姿に「やればできる」と賛辞が贈られたという。高校卒業後はプロの演歌歌手としてデビューすることが目標だ。「歌手一本しかない。もっと歌を磨いて自分らしさを追求していく」と頼もしく語った。