幸楽苑が最高益も視野 19年3月期、戦略見直し収益力強化

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
今後の経営について語る幸楽苑の新井田昇社長(左)と新井田傳会長

 幸楽苑ホールディングス(HD、郡山市)の新井田傳(つたえ)会長(74)と新井田昇社長(45)は5日、2019(平成31)年3月期の連結業績予想が売上高400億円を突破し、過去最高に近い利益となる見通しを明かした。異物混入問題などによる赤字からのV字回復で、昇氏は「創業64年の歴史を守りながら時代の変化に対応していきたい」と語った。

 傳氏は「赤字決算という大きな危機を迎えたが、新社長(昇氏)が従業員の信頼を集めてV字回復を遂げようとしている。顧客満足度と従業員満足度も高める経営をしていく」と述べた。昇氏は「働く人を大切にしながら、まずは既存店約500店を持続的に成長させていく」との経営方針を示した。

 同HDは2018年3月期連結決算で約32億円の赤字を計上したが、食の安全・安心に向けた取り組みや危機管理を強化。主力商品の味やマーケティング戦略の見直しなどで客数や客単価を改善し、収益力を高めた。同HDが10月発表した4~9月期連結決算は増収増益で、19年3月期の通期連結業績予想も上方修正の見通しを示していた。