モデル・鎌田安里紗さん「エシカルファッション」普及へ力注ぐ

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かまた・ありさ 徳島市出身。慶大総合政策学部卒。高校時代にファッション雑誌でモデルデビュー。慶大総合政策学部非常勤講師。

 ファッションモデルとして活動する傍ら環境や人に優しい「エシカルファッション」の普及に力を注ぐ。「服が好きだからこそ正しい服の消費者でありたい」との思いだ。

 「エシカル」は「倫理的な」との意味。化学薬品を使わず有機栽培の原料などを使用した衣類や、発展途上国などの生産者が適正な収入を得られるように公正価格で取引された「フェアトレード」商品の購入を推進する取り組み。

 モデルとして服に囲まれた生活を送る中で「世の中にあふれる服の多さに疑問を持ち始めた」というのが活動のきっかけ。大量に生産され、低価格で販売される「ファストファッション」の仕組みを知った時、「環境にも、人にも優しい服の選び方をしたい」との考えを持った。

 いわき市で秋に開かれた全国コットンサミットでの講演で、インドやスリランカなど衣類の生産地や工場を巡るツアーの開催など自身の取り組みを紹介。「食べ物はどこで取れ、誰が作ったのか気にする人は多い。でも衣類はどこで、どうやって作られたものなのか気にする人が少ない」と話す。「服への考え方を見つめ直す人が少しでも増えてくれれば」

 「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」など、本県の衣類に関する試みを注目する。「川俣のシルク、昭和のからむし織など、すごく興味がある」と話し、「福島で生産地ツアーをやってみたい」と構想を口にした。