世界に発信「福島の今」 県と外務省、駐日大使ら招きPR

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
海外の要人に風味豊かな県産食材をアピールしたレセプション=東京・飯倉公館

 外務省と福島県は7日、東京・麻布台の飯倉公館で海外の要人らを招いたレセプションを開いた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から復興へ前進する「福島の今」を伝えるとともに、風評払拭(ふっしょく)に向けて本県が誇る豊かな食材と日本酒のおいしさを発信した。

 飯倉公館を活用し地方創生を支援する同省の取り組みの一環で企画。82の国・地域の駐日大使や経済人、報道関係者、日本の国会議員ら約220人が出席した。

 河野太郎外相は本県などの日本産食品の輸入規制が続く現状に触れ、「極めて安全な福島の農産品が海外の市場に受け入れられ、各国民に楽しんでもらえるよう努力する」と強調した。内堀雅雄知事は会場に飾られた川俣町産アンスリウムを手に「花言葉である『情熱』を注ぎ、福島に思いを寄せてくださる方々と共に復興を全力で進める」と述べ、根本匠厚生労働相(衆院福島2区)、吉田栄光県議会議長と一緒に鏡開きした。

 会場では、農産物の安全や品質にお墨付きを与えるGAP(ギャップ、農業生産工程管理)を取得した県産食材などの料理が振る舞われ、銘酒の数々が参加者に喜ばれた。

 これに先立つ福島復興セミナーでは、内堀知事が本県の現況を解説。Jヴィレッジ(楢葉、広野町)の上田栄治副社長が原発事故を経て再生までの歩みを振り返り「風評払拭に向けた明るい情報の発信と交流人口の拡大に貢献し、心のよりどころとして復興を先導したい」と決意を語った。