7人死亡火災「どうか安らかに」 無念思い涙ながらに冥福祈る

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塩田さん家族の告別式に向かう参列者=11日午前、小野町

 小野町11月21日深夜に発生し、7人が死亡した住宅火災で、亡くなった同町、無職塩田恒美(つねよし)さん(61)ら7人の告別式が11日、同町でしめやかに営まれた。参列者が亡くなった7人の無念を思い、涙ながらに手を合わせた。

 亡くなったのは塩田さんのほか、この家に住む母サクノさん(81)、長女美紀さん(30)、美紀さんの長男で小学3年の大輝君(8)、いずれも保育園児の次男大翔(ひろと)ちゃん(6)、長女李帆ちゃん(4)、三男皐大(こうた)ちゃん(3)。

 参列者によると、式には塩田さん家族の親族や友人、子どもたちが通っていた小学校、保育園の関係者、大和田昭小野町長らが参列。一人一人が焼香し、犠牲となった7人の冥福を祈った。喪主を務めた美紀さんの夫祐吾さん(33)は参列者に謝辞を述べ、憔悴(しょうすい)した様子ながらも「今後も変わらぬお付き合いを」と呼び掛けたという。

 亡くなった7人には幼い子ども4人も含まれ、周囲は深い悲しみに包まれた。大輝君が通っていた飯豊小の児童たちは「天国の大輝君宛て」として手紙を書き、10日の通夜で塩田さん家族に届けた。同校の橋本幸夫校長(59)は「みんなが(大輝君から)たくさんの思い出をもらった。どうか安らかに眠ってほしい」と祈るように話した。

 県内の建物火災では平成に入り最も多い7人が犠牲になった。参列した同町の男性(57)は「7人の遺影が並ぶのを見て、いたたまれない気持ちになった。冥福を祈るばかり」と沈痛な面持ちを見せた。