双葉町内の通行規制緩和を検討 渋滞解消へ、国道288号など

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 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く双葉町は、帰還困難区域内で通行が制限されている県道35号「いわき浪江線」や国道288号などを、自由に通行できるよう制限を緩和する方向で国との検討に入った。解除の時期は未定。

 12日にいわき市で開かれた町議会の一般質問で、伊沢史朗町長が明かした。

 帰還困難区域は一般車両の通行が制限されており、通行証が発行された住民や復興事業者らの通行のみ認められている。制限が緩和され、一般車両も自由に通行できるようになれば、国道6号や常磐道などの渋滞緩和、非常時の迂回(うかい)路の確保などにつながる。

 町は、町内を東西に横断し、各拠点を結び付ける基幹道路「復興シンボル軸」に位置付けられた県道256号「井手長塚線」などの制限解除も検討している。

 制限緩和に向けては、防犯面の対策や空間放射線量の調査などが必要で、町は、国や県、地権者らと丁寧に協議を進める方針。制限は国が緩和する。

 町内では、特定復興再生拠点区域(復興拠点)の整備や福島第1原発の廃炉作業、中間貯蔵施設の関連事業などが進んでおり、輸送車両や工事車両の増加で交通渋滞が発生しやすくなっている。

 伊沢町長は「慢性的な渋滞にならないための取り組みは重要。住民の利便性向上なども考え、引き続き検討を進めたい」と語った。

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