長女「母は市外にいる」 いわきの死体遺棄事件、市に生存装う

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 いわき市の民家で高齢女性の遺体が見つかった事件で、いわき東署に死体遺棄の疑いで逮捕された同市、自称パート従業員、容疑者女(53)は、市小名浜地区保健福祉センターなどが今月行った母=当時(85)=の安否確認の際、「市外の(母の)妹の自宅にいる」などと告げて母親が生きているように装っていたことが13日、関係者への取材で分かった。同署は同日、遺体を福島医大で司法解剖し、死因などの特定を進めた。

 捜査関係者や同センターによると、同センターは母親が88歳を迎えるため市の敬老祝い金の支給を前に安否確認を進めていたという。職員らが3日に自宅を訪問した際には2人に会えなかったが、翌4日に容疑者から連絡があった。同センターの職員らが10日夜に自宅を訪問した際、容疑者が「東京の方の(母の)妹の家にいる」と話していたという。あいまいな点があることなどから11日、同署に情報提供し、事件が発覚した。

 逮捕容疑は、2016(平成28)年9月ごろ、同居していた母親が自宅内で死亡したのを知っていたにもかかわらず、遺体を自宅内に隠し、放置して遺棄した疑い。同署は母親の死亡後、容疑者が年金を受給していた可能性などについても調べを進める方針。