有期刑上限の懲役30年 下郷事件で判決、殺人と傷害致死罪認定

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 下郷町で昨年11月、男性2人の遺体が見つかった事件で、殺人、傷害致死などの罪に問われた本籍郡山市、住所不定、無職星久宏被告(40)の裁判員裁判判決公判は14日、福島地裁で開かれた。柴田雅司裁判長は、争点となっていた星被告の殺意と傷害致死事件への関与をいずれも認定、有期刑の上限となる懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。

 柴田裁判長は、星被告が殺意と傷害致死事件の実行を認めた捜査段階の供述について「ほかの証拠と整合し、内容も具体的」と指摘。精神的に支配した男性に暴力を振るい、その家族からも現金を詐取する手口を繰り返したとして「悔いて自重した生活を送るどころか、暴力の程度が残酷さを増しており、非難の程度は大きい」などと結論付けた。

 一方、懲役30年判決とした理由について「殺人2件を犯した場合と比べて(刑事責任が)重いとまでは言えない」とした。判決を受け、検察側は「上級庁と協議して適切に対応したい」、弁護側は「星被告と相談して対応を決める」とした。

 判決によると、星被告は2007(平成19)年8月、福島市のアパートで同市出身の男性=当時(37)=の胸を数回殴り死亡させたほか、16年6月、宇都宮市で二本松市出身男性=当時(42)=の喉を5回殴り、窒息死させた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 参院選ニュース一覧 】 福島選挙区に「3人」立候補