いわきでEV生産意欲 タジマEVが発表、21年3月操業目標

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 福島県いわき市への事業所進出を計画している自動車製造のタジマモーターコーポレーション(東京都)の関連会社「タジマEV」は14日、東京都で開いた研究成果発表会で、世界初となる六つの車輪をモーターで独立制御する電気自動車「ハイパーEV」などについて、いわき市での生産を検討していることを明らかにした。担当者は「(進出が決まれば同社車両の)一部、もしくは全てをいわきで生産することになる」としている。

 タジマEVは経済産業省の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金を活用し、同市への事業所設置を目指している。四倉工業団地などを候補地としている。補助金の交付が決まれば、2021年3月までの操業を目指し、事業に着手する見通し。また、ロボットテストフィールド(南相馬市)を活用した事業も視野に入れている。担当者は「時間的には厳しいが、せっかくの機会なので、進出させたい」としている。

 ハイパーEVは世界で初めて六つの車輪をモーターで独立制御する。最高出力2020馬力。世界中の顧客から要望を受け、完全受注のような形で生産する計画。同社は2人乗りの超小型モビリティーや配達用のEV、下半身が不自由な人向けの電動車いすなどについて研究を進めている。