用水路使用料「月額489万円」 飯舘の水利組合に環境省支払う

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
環境省が設置した仮設焼却炉。水利組合に農業用水路の使用料として月額489万円を支払っていることが分かった=2015年11月、飯舘村

 除染で出た草木などを燃やして体積を減らす飯舘村の仮設の焼却炉を巡り、環境省が同村の水利組合に農業用水路の使用料として月額489万円を支払っていることが14日、同省福島地方環境事務所への取材で分かった。同焼却炉は2015(平成27)年に稼働しており、5年間の稼働で2億9000万円の支出を想定。同省は公費支出の透明性と説明責任が問われそうだ。

 同事務所によると、焼却炉の多くは地下水を無償で取水し冷却水を確保しているが、同村の焼却炉は付近で井戸を掘っても1日に必要とされる約600トンの水をくみ上げられなかったため、地元の水利組合が管理している農業用水路から農業用水を引いて使用している。

 同事務所は当初、同様の焼却炉で契約している生活用水の料金を参考に、組合と1トン当たり150円の水道料で合意したという。その後、川の水の売買が河川法に抵触する恐れがあると判明、組合の水利権を休止し、国が水利権を取得することに変更した。

 このため同事務所は、組合に農業用水路の使用料として、村の生活用水道料金とほぼ同額に当たる月額489万円(水1トンで約290円)を支払うことにした。同事務所は「焼却炉近くには水もなく、焼却炉を効率的に運営するための必要経費。今後も継続して水を使用する」としている。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 参院選ニュース一覧 】 福島選挙区に「3人」立候補