金谷俊一郎さん「経営者は歴史学んで」 戊辰、明治期の経済界語る

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講演する金谷さん

 東進ハイスクール日本史科トップ講師で歴史コメンテーターの金谷俊一郎さんは15日、会津若松市のルネッサンス中の島で講演し、「上に立てば、誰も自分に文句を言う人はいなくなってしまう。注意してくれるのは先人だけ。だから、経営者は歴史を学んでほしい」と呼び掛けた。

 講演会は、福島県商工会議所青年部連合会が主催し、会津若松商工会議所青年部などが主管。県内の各商議所から聴講者が訪れた。金谷さんは「商人たちの幕末」と題して、戊辰、明治期の経済界の浮き沈みを語った。

 金谷さんは戊辰戦争で莫大(ばくだい)な富を築いた豪商として小野組、島田組を紹介。両者とも、程なくして倒産したといい、「政府と癒着して甘い汁を吸ったが、一時的でうまくいかなかった」と説明した。

 金谷さんは三井、三菱の両財閥の覇権争いなども解説。「政府と癒着したとしても、頼りにした人が失脚したり、法律が変われば、一瞬でつぶれてしまう。そうならない人は、正道(本業)で戦い、別の事業にも目を向けていた」と話した。