福島に響く「第九」 日本初演100年記念、全楽章演奏に聴衆沸く

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ベートーベンの交響曲第9番を披露する出演者=16日午後、福島市音楽堂

 ベートーベンの「交響曲第9番」の日本初演100年を記念し、東日本大震災からの復興を祈念する第23回ふくしま「第九」の会コンサートが、ベートーベンの誕生日に当たる16日、福島市音楽堂で開かれた。「第九」の代名詞でもある「歓喜の歌」の大合唱と、オーケストラの全楽章フル演奏が聴衆を沸かせた。

 演奏は、福島大名誉教授で作曲家の嶋津武仁さんを指揮者に、この日のために編成された100周年記念管弦楽団福島が、1時間半に及ぶ大曲を熱演した。

 クライマックスの第4楽章では、いずれも県内出身の独唱者4人と、ふくしま「第九」の会に会津「第九」の会などを加えた総勢約110人の歌声が響き渡り、終演後も大ホールには余韻と熱気が漂っていた。

 また、福島市在住の詩人、和合亮一さん作詞の合唱曲などの演奏や、出演者と聴衆による古関裕而作品の合唱が行われた。