視線の先は『東京パラ』 車いすバスケU25代表・財満、碓井さん

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「東京パラリンピックを目指して頑張る」と意気込む財満さん(左)と碓井さん

 車いすバスケットボールの25歳以下の女子日本代表は13~16日、福島市で強化・育成合宿を行った。障害者スポーツとは思えないほど激しく機敏な動きを見せ、一般公開で見学した市民を驚かせた。全国から集う選手12人の中に、本県を活動拠点にしている東北唯一の女子チーム「SCRATCH(スクラッチ)」に所属している2人の姿があった。

 財満いずみさん(21)=山口県出身、つくば国際大4年=と碓井琴音さん(21)=北海道出身、北海道教育大3年=だ。強化指定を受ける有望株で、東京パラリンピック代表候補。合宿は来年5月の世界選手権大会に向けた取り組みで、2人は「チーム目標は4強入り。しっかり練習に励み、良い結果を残せるよう頑張る」と意気込んだ。

 財満さんは生まれつき背骨が曲がる「側弯(そくわん)症」を患い、小学校高学年で下半身不随となった。ミニバスケ経験があり、中学2年から車いすバスケを始めた。碓井さんは中学生で「骨肉腫」になり右脚下腿(かたい)部を切断、日常は義足を使う。小学生からバスケに夢中で、どうしても諦めきれないと車いすバスケを選んだ。

 スクラッチの一員としての練習で本県各地を定期的に訪ねている。県内から寄せられる支援や応援に感謝しながら、財満さんと碓井さんは「東京パラ出場を目指して頑張りたい」と力強く意気込んだ。女子日本代表は来年3月21~24日、再び福島市で合宿を行う。