中ノ沢こけしが『妖怪』に?新たな誘客...その名も「たこぼうず」

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中ノ沢こけしをモチーフにしたオリジナル妖怪「たこぼうず」を掲げ、誘客する町商工会青年部中ノ沢支部の氏家支部長(前列中央)ら

 猪苗代町中ノ沢温泉の若旦那衆が、温泉街のシンボル「中ノ沢こけし」をアレンジし、オリジナル妖怪「たこぼうず」として妖怪をテーマにした新たな誘客事業を始める。第1弾として、温泉街で年越しする宿泊客とコスプレをして初詣する「妖怪年越し」を企画した。

 東日本大震災後、温泉街は風評被害で宿泊が落ち込んだ。町商工会青年部中ノ沢支部長の氏家利康さん(33)=平沢屋旅館=は「これまでに割合の少なかった県外からの誘客が必要だった」と新たなニーズ発掘に目を向ける。支部の西村和貴さん(40)=小西食堂=を通じて、妖怪をテーマに日本各地でのイベント運営やアプリ開発などを手掛ける「妖怪屋」(東京都)の協力を取り付けた。

 「妖怪年越し」は各旅館の宿泊客に妖怪のコスプレをしてもらい、中ノ沢温泉街の温泉神社でカウントダウンと初詣をする。若旦那衆もオリジナル妖怪「たこぼうず」としておもてなしに参加し、妖怪屋は衣装提供や宿泊客のメークなどにも協力する。「たこぼうず」の名称は、中ノ沢こけしの愛称に由来する。

 来年2月には妖怪屋が協力した中ノ沢温泉モニターツアーも企画している。首都圏から妖怪やコスプレの愛好者を呼び込み、温泉のファン獲得を狙っている。氏家さんは「一度中ノ沢温泉に来てほしい。妖怪をきっかけに、これからどんどん楽しい特色をつくっていけたら」と語った。