ピアニスト・辻井伸行さんが名曲熱演 福島公演「大好きな場所」

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「先日食べた円盤餃子もおいしかった」と話す辻井伸行さん=13日、福島市のとうほう・みんなの文化センター

 福島市で行われたソロ公演で迫力の演奏を聴かせた人気ピアニストの辻井伸行さん。おはこのドビュッシー、ラベル、ショパンの名曲を熱演した。「大好きな作品ばかりを演奏できてうれしい。偉大な3人の作曲家の素晴らしさを今後も伝えていきたい」と語る。

 2007(平成19)年のデビュー作がクラシック音楽のアルバムとして異例の28万枚を超える大ヒットを記録。今年はCDデビューから10周年を迎え、国内外で多くのソロ公演やオーケストラ共演をこなす。11月には初めてアイスランドでの演奏会を終えたばかりだ。「一つ一つのコンサートを大切にしながら、これからもっとレパートリーを増やしていきたい」

 県内には12年以来、ほぼ毎年のように演奏会で訪れている。県内の印象を「人が温かくて、空気が澄んでいて大好きな場所。先日食べた円盤餃子(ギョーザ)もおいしかった」と話す。

 来年4月に郡山市で開かれる演奏会ではバイオリニストの三浦文彰さん、オルフェウス室内管弦楽団(米国)と共演する。そこではベートーベンのピアノ協奏曲第2番を披露する予定だ。

 「晩年に耳が聞こえなくなり、それを乗り越えて名作を書いたベートーベンには特別な思い入れがある。生涯を懸けて勉強していきたい大切な作曲家です」と晴れやかに語った。