高齢者助けたい!中国に老人ホームを 技能実習生・林一行さん

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
施設の高齢者と触れ合う林さん(左)

 中国に老人ホームを造り、多くの高齢者を助けたい。その一心で技能実習生として日本に渡った。日本語はまだ不慣れだが、仕事の流れは徐々に覚えてきた。

 河南省の看護学校に3年間通い、1年間は現場で実習した。看護師として医療を通じて高齢者の世話をしたが、日本の介護のように風呂に入る手伝いやおむつを替えることはなかった。より高齢者に寄り添った介護を「介護先進国」の日本で学びたい、と思った。

 いつも笑顔を絶やさないのが長所だ。「真面目だ」と友達から言われるように、仕事にも夢中で取り組んでいる。施設の高齢者とおしゃべりするのが楽しく、その日の天気や趣味、過去の生活などさまざまな話題で盛り上がっていると、まるで家族と話しているような気持ちになる。

 中国では老人ホームは大都市にしかなく、数も少ない。料金も高く、限られた富裕層しか利用できない。そのため一般家庭では、高齢者が健康なうちは家族が世話して、病気になったら病院に移ることが多い。

 だが近年は中国でも高齢化が進んでおり、医療面のケアだけではなく、日本のような手厚い介護がより多くの人に必要とされる時がくる。その時に備え、高度な技術をどんどん学びたい。

 「自分の家で生活しているような気持ちになれる老人施設を造り、満足してもらいたい」。その夢に近づくべく、今日も持ち前の笑顔で現場に立つ。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

【 参院選ニュース一覧 】 福島選挙区に「3人」立候補