三瓶さん「8年の思い...伝え続ける」 舞台・絵おと芝居に出演

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上演を終えて「会津への感謝を伝えることができた」と談笑する三瓶さん(左)

 東京電力福島第1原発事故で大熊町から会津若松市に避難した大熊町民らによる、紙芝居を中心にした舞台「絵おと芝居」の上演会が23日、同市で開かれた。出演した大学生三瓶綾香さん(22)=千葉県在住=は事故によって巡り合った人や経験への思いをステージにぶつけた。

 「初めて身近に人の温かみに触れることができた」。三瓶さんはこの日の演目の一つ「大熊中学校再開物語」に出演し、物語の題材となった作文を披露した。家族と一緒に田村市や三春町へと避難した際に住民から食料を譲ってもらった経験や東京での避難生活時、道を尋ねても断られたり、募金に協力してもらえなかったことなども振り返った。

 物語では、中学校再開によって、避難生活でばらばらになった友達との再会や別れ、学校生活などの様子が上演された。物語のクライマックスシーン。「古里はなくなっても花は咲く。古里をいつまでも忘れないで」との思いを込め、「花は咲く」を出演者全員で披露。来場者が涙を流しながら聞き入った。

 三瓶さんは来年1月24日、東京都での公演にも参加する。「(事故から)8年がたった今、自分の思いを言葉でしっかりと伝え続けたい」

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