「ズワイガニ」今季初水揚げ 松川浦漁港、試験操業で170キロ

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底引き網漁船から水揚げされるズワイガニ=25日午後1時ごろ、相馬市・松川浦漁港

 相馬市の松川浦漁港に25日、冬の味覚ズワイガニが今季初水揚げされた。漁期は来年3月まで。全国的にズワイガニの資源量が減る中、相馬双葉漁協は本格的な漁を自粛しており、年明け以降も調査を兼ねた漁として行う方針だ。

 この日は試験操業として行われ、ズワイガニ約170キロを水揚げした。県内外に出荷される見込み。同日始まったキンキ(キチジ)漁を行う底引き網船7隻のうち3隻の船が、相馬沖東方約50~60キロの漁場でキンキと合わせてズワイガニを漁獲した。

 底引き網船の船主でつくる原釜機船底曳網船主会の高橋通会長(63)によると、ズワイガニは15度以下の水温で育つが、漁場の水温が高いため成熟していないことが減少の原因とみられる。

 これまでも漁獲制限を続けており、宮城県沖に近いメインの漁場を保護区に指定し他の漁場で漁獲するなど対策を進めている。高橋会長は「数が少ないため資源を守りながら漁を行っていきたい」と話す。