大漁祈願の木札、手元に戻る 相馬の漁師、津波で流失

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返還された木札を手にする菊地さん

 相馬市の漁師菊地和雄さん(46)の元に、津波で流された大漁や海上安全を祈願する木札が戻った。東日本大震災以来7年9カ月ぶりに手元に戻ったことに、菊地さんは「不思議な縁を感じる」と話している。

◆自宅から6キロの地点で発見

 木札は今月11日に相馬署が相馬市の蒲庭海岸で行った一斉捜索で発見された。

 木札に菊地さんの船の名前などが記されており、巡回連絡などで菊地さんを知っていた署員がいたことから判明した。

 菊地さんは底引き船「欣栄丸」の船主で、山形県の善法寺を毎年訪れ、もらった木札を自宅の神棚に飾っていた。震災時、同市原釜の自宅で家族7人で暮らしていた菊地さんは両親と祖母を津波で亡くした。木札は自宅から約6キロ南の蒲庭地区まで流されたとみられる。

 現在は同市中村に自宅を構える菊地さん。震災当時を振り返りながら「警察の皆さんに感謝したい」と語る。木札は、犠牲者の供養や幸せを願い、年末のおたき上げで燃やす予定だという。

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